HDRについて
僕が初めてHDRに出会ったのはカメラを始めて1年目の平成19年、DeviantARTでT-Rikという気のいいオジサンの写真を見た時だった。
その方はおそらく当時ArtizenHDRを使っていたと思うが、ポートレートでも妙に絵画調になっている写真を載せていて、コメントで本人に質問してみた。
「どうやってこんな感じにできるの?」
「HDRという手法だよ。」
僕の拙い英語に丁寧に答えてくれたが、そこから調べてみるとPhotomatixを使っているものもあればTopaz Adjustで擬似HDRのような感じでやっている作品がバンバン出てきた。
僕も早速ArtizenHDRもPhotomatixも購入して色々とやっていたが、日本においても調べてみたらToshiroさんやShockazさんなどの先駆者がいた。
今ではPhotoshopのレイヤー操作でAEB撮影したものを並べていいとこ取りで合成した方がノイズレスで階調もスムースなのでほとんどHDRのソフトを使うことはないが、D300SやD700を使っていたときはバンバン9枚AEBで連射しまくっていたものだった。
余りギトギトしたHDRというのはもう古い感じになってきたが、ナチュラルな感じに近いHDRというものはなかなか見応えがあるし、日本でもうまい人達がメチャクチャ増えて素晴らしい作品を目にすることができる。