単調な画像にカラーをのせてみる

今回はちょっとしたカラー載せで遊んでみる。

まずは雨の日に撮った蜘蛛の巣の画像。

背景が緑の単色でちょっと味気ない。

これの色を変えていく。


最初に蜘蛛の巣の部分のみを選択する作業に入る。

選択の方法はいろいろがあるが、今回はチャンネルを使った選択を行う。

Photoshopで開いて、右側のレイヤーの隣にあるチャンネルをクリックする。

RGB、レッド、グリーン、ブルーと並んでいて、この中で白黒のコントラストが一番出ているものを選ぶ。

今回の場合はブルーのチャンネルがコントラストが一番強い。


これを選択したら、ブルーのチャンネルの上で右クリック→チャンネルを複製。

複製したチャンネルが選択されているのを確認し、イメージ→色調補正→レベル補正と進む。

左側のスライダーを動かし、コントラストをほぼ完全な白と黒になるようにする。


こんな感じになる。

次にチャンネル上のブルーのコピーのサムネイルを、ctrlを押しながらクリックする。

これで蜘蛛の巣の部分のみ選択できたことになる。

再度RGBをクリックしてカラー画像に戻し、レイヤーのタブをクリックしてレイヤー表示に戻る。

このままでは蜘蛛の巣部分の選択となるので、選択範囲→選択範囲を反転、で、蜘蛛の巣以外を選択。

あとは新規レイヤーを作り、レイヤーモードをカラーに変えて、自分好みの色をブラシで塗っていく。

最終的にこんな感じ。


こういった「カラー」での色乗せは、背景ボケにもう少し鮮やかさを加えたいが各種フィルターでは境界が汚くなってしまう場合などに簡便に用いることができる。

抽象的にしたい場合なども同様で、被写体がある場合でもこういったチャンネルでの選択や、もとよりPhotoshopでの選択ツール等で適切に選択して範囲を設定できればこれまた簡便に色をのせることができる。


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PHO-TO

平成19年4月に初めてのデジイチ購入し、以後まったりと写真撮影を行ってきています。 ネイチャーフォトからHDR、画像のレタッチやPhotoshopでのマニピュレーション、 たまにポートレートなど、なんでもござれのHPです。 Tomo